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川下りお知らせ

 世界の大河を下る    
 1963  27歳  利根川(日本) やったぞ!利根川くだり  群馬・水上→千葉・銚子    1964.8 新聞記事より
救命ボートで370キロ 中大生ら6人 転覆にも屈せず13日間


 群馬県利根郡水上町から救命ボート2隻で”利根川くだり”をしていた6人が370キロの全行程を終わり、九日正午前、終点の千葉県銚子港に到着した。
  大利根の”ゴムボート下り”に成功したのは東京都文京区本郷四の四五 、春陽会所属画家麻生花児さん(28)をリーダーに東京芸大四年生、国塩準之助君(23)ら芸大、中央大の学生など6人。
「ボーリング、スポーツカー、水上スキーなど特権階級のレジャーに抵抗、夏休みを利用して人間の力の限界をためしてみたい」と七月二八日あさ、上野のアメヤ横丁で30000円を出して買った長さ二メートルのゴムボート二隻に米、パン、カン詰など10日分の食糧、キャンプ道具やスケッチブックを積み水上町水上温泉下を出航、渋川ー前橋ー栗橋ー佐原を南下、13日ぶりに銚子に着いたもの。
1日40キロの予定で出発したが、途中、前橋付近の急流で二隻とも転覆、全員が水に投げ出されたのをはじめ、転覆三回、沈没一回 とさんざんな目にあい、食糧品や所持品全部を失い、「生死のあいだをさまよった」という。一日の平均睡眠時間四時間。野宿したものの、かに攻められて一睡もできなかったこともあったという。まっ黒に日焼けしてボートを降りた一行は「偉大な自然に比べ、人間の力が小さいことか。人間の限界を知った。」と語っていた。
                                   
                                    
 1964  28歳  木曽川(日本)
 1965  29歳  最上川(日本)
 1983  47歳  ミシシッピ川(アメリカ)
 1985  49歳  信濃川(日本)
 1987  51歳  セーヌ川(フランス)
1988.7 NHK衛星放送開局
記念番組「セーヌ川下り」
インタビュアー 岸 恵子女史
 1989  53歳  ヴォルガ川(ロシア)
 1991  54歳  北上川(日本)
 1992  55歳  スワニー川(アメリカ)
 1993  55歳
 ナイル川(アフリカ)
1993.9 短編ドキュメンタリー映画制作「ナイル川とヌビアの旅」
 1997  60歳  タホ川(スペイン)